2018年7月31日(火)、都内にてキャリア大学2018年入学式を執り行いました。満員となった会場には今年のサマークラスを受講する、この夏に期待を胸に目を輝かせた大学1・2年生たちが集まりました。
入学式は、キャリア大学理事長の松本のご挨拶で幕を開けました。

「これからの時代に社会人に求められる資質は、目的創造力と実行力。特に目的創造はAIにはできない人間ならではの能力なので、”なぜやるのか?”を突き詰めて目標設定できる力は欠かせません」。

その後、株式会社三井住友銀行・小林様、アクセンチュア株式会社・堀江様より、それぞれ学生に向けてのメッセージをいただきました。
小林様より、「働く意義」と「学生の今やるべきこと」についてお話いただきました。「仕事を通じて自分が成長したり、お金を稼ぐことはもちろん重要だが、社会にいかに貢献できるかという視点をもって取り組むことを意識してほしい」。さらに、「学生のうちからDiversity & Inclusionのマインドを持って過ごしてもらいたい。自分と違う価値観やバックグラウンドの人と積極的に交流すれば、自然と視野が広がる」というメッセージをいただきました。
また堀江様からは、「就職先は、会社ではなく、自分がやりたい仕事の内容で選んでもらいたい」と、ご自身の過去の経験から実感のこもったお話をしていただきました。社会に出れば家族と過ごす時間よりも働く時間の方が長くなります。だからこそ、自分が本当にその会社で働いて楽しいと思えるかを大切にできる価値観を、キャリア大学を通じて培ってください。
参列した学生たちは一つひとつのメッセージを胸に刻み、身が引き締まった様子で耳を傾けていました。
その後のフォトセッションでは、キャリア大学に賛同いただいた企業や官公庁、団体の皆様が一堂に会してご登壇されました。有名企業の面々が並び、“キャリア大学ポーズ”と呼ばれるガッツポーズで記念撮影。皆様、素敵な笑顔で会場の雰囲気が和みました。

フォトセッションの後は、恒例の「教授紹介」です。サマークラスを企画・担当する各社の”教授”より、サマークラスの魅力や、各社の目玉企画について、時にユーモアも交えてご説明いただきました。
学生は自分のエントリーした、していないに関わらず、どのクラスの説明にも興味深そうに聞き入っていました。
左上より時計回りに、サントリーホールディングス株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社テレビ東京、日本取引所グループ、野村不動産株式会社、最高裁判所、株式会社三井住友銀行、森ビル株式会社、EY新日本有限責任監査法人、国連UNHCR協会、国際協力機構、KPMGコンサルティング株式会社、アクセンチュア株式会社、株式会社三井住友銀行、有限責任あずさ監査法人、アクセンチュア株式会社、VISITS Technologies株式会
最後に、新入生代表として国際基督教大学2年生の高木さん、卒業生代表として一橋大学4年生の田中さんの2名が登壇し、それぞれのキャリア大学に対する想いを語りました。
高木さんは今年初めてキャリア大学に参加、自身の受験生時代を振り返りつつ「受験生時代は偏差値を上げることだけを考えていたが、大学に入ることや企業に就職すること自体を目標にすることには違和感を感じていました。キャリア大学を通じ、自分がどう社会に携わることができるのかを考えてキャリア選択をできるようになりたいです」。
田中さんからはキャリア大学の魅力を、実体験をもとにお話しいただきました。「キャリア大学の魅力の一つは、すべてのクラスがワークショップ形式という点です。正解が一つではない課題に対して、他の学生や社会人の方も交えて意見交換ができ視野が広がりました」。最後に、田中さんから今年参加する学生へ激励のメッセージをいただき、入学式は閉幕となりました。

すべての学生がサマークラスに向けてそれぞれの目標意識を再確認でき、晴れやかな式典となりました。入学式に参加した学生たちの目は、入学式前よりも一層輝いていました。


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