
株式会社電通 東京オフィスキャンパスアイデアで課題を解決する
私は普段、広告やメディアの裏側について具体的に知る機会があまりなく、「テレビやラジオが今の時代にどう視聴者とつながっているのか」や「広告会社がどのような役割を果たしているのか」について漠然としたイメージしか持っていませんでした。
特に電通のような大手企業は、名前はよく耳にする一方で、実際に社員の方がどのような仕事をしているのかはほとんど知りませんでした。そのため今回のサマークラスを通して、どういったことを手掛けているのか、業務内容や求められる力は何か、を具体的に学びたいという思いがあり参加しました。
- [1限目]
- 電通とは・電通の仕事とは(電通を知る)
- [2限目]
- 事例Deep Dive(事例から学ぶ)
- [3限目]
- ワークショップ「未来企画」(企画をリアルに体感する)
- [4限目]
- キャリアとは 〜よろず座談会
学びレポート
<業界理解>
今回のプログラムでは、各領域で活躍される3名の社員の方から、電通の事業内容や役割、社員として大切にしている資質についてお話を伺いました。
電通はテレビ・ラジオ・新聞・ネットといった様々なメディアに関わり、広告の制作・運用だけでなく、社会課題の解決や新しいサービスの開発にも携わっています。社員に求められる資質として特に強調されていたのは「アイデア力と実行力」の両立です。斬新な発想を出すだけではなく、それを形にして社会に実装していく力が重視されている点が印象的でした。
中でも特に心に残ったのは、ある社員の方が紹介してくださった、新しいラジオ視聴体験を構築しようとする取り組みです。
それはユーザーが気になるコンテンツ単位でレコメンドを受け、手軽にラジオを楽しめるようにするという企画案でした。従来のラジオは「時間に縛られる」イメージが強かったのですが、こういった企画を通じてラジオの新しい可能性を感じることができました。

<ワークショップと座談会での学び>
その後のワークショップでは、班に分かれて「テレビやTVerの視聴率を上げるにはどうすればよいか」というテーマでアイデアを考えました。
私たちの班では、視聴者の「ながら見」や短時間視聴のニーズに注目し、スポーツ・バラエティ・ニュースといったジャンル別の短尺コンテンツ配信や、SNSとの連動を強化することで自然と番組に触れる機会を増やすというアイデアを出しました。
発表後には、社員の方々から実際の業務目線でのフィードバックをいただき、現場の視点を知る貴重な経験になりました。
最後はグループに分かれ、3人の社員の方々が1テーブル20分ずつ回ってじっくりとコミュニケーションをとってくださる座談会形式の時間がありました。普段はなかなか聞けない社内のリアルな話や、就職活動では知ることのできない細かい業務内容、働き方の価値観など、多角的な視点で電通を理解することができました。

<全体を通した学びと今後に向けて>
今回のサマークラスを通して、電通という企業が単なる広告会社ではなく、社会に対して多面的に価値を創造している存在であることを強く感じました。また、社員に求められる「アイデアと実行力」は、今後自分がどの分野に進むとしても重要な力だと実感しました。
ワークショップでの議論や社員の方との座談会は、メディア・広告業界に対する理解を深めると同時に、自分自身の思考力・発想力を試す良い機会にもなりました。今後は、今回学んだ視点を活かして、自分なりに「社会に新しい価値を生み出す」ことを意識して活動していきたいと感じています。
