伊藤忠商事 オンラインキャンパスひとりの商人 無数の使命
総合商社とは何か、その中でも“伊藤忠商事とはどのような企業か”をより深く学ぶことができた有意義な授業でした。
クラスはオンラインで実施され、業界・企業説明、パネルトーク、グループワークという流れで進行されました。
- [1限目]
- 総合商社/伊藤忠商事を知る
- [2限目]
- 伊藤忠商事のビジネスを学ぶ
- [3限目]
- 伊藤忠商事のビジネスを体感する(ワーク)
- [4限目]
- 総合商社の醍醐味を知る(発表・解説)
- [放課後]
- 伊藤忠商事の社員とキャリアについて考える

学びレポート
まず、業界説明では総合商社が他国には存在しない日本特有の形態であり、非常に幅広い商材を取り扱う企業形態であることを学びました。私たちも一度は耳にしたことのある商材やビジネスについて知り、事業の幅広さを実感しました。
また、伊藤忠商事は総合商社の中でも従業員数が少なく、少数精鋭で組織の一人一人が大きな裁量権を持って働いているのが特徴だと理解しました。
次に、パネルトークでは長年勤務されている社員の方と入社2年目の方からそれぞれお話を伺いました。海外駐在中の新規事業開拓や、現地の方との交流など、希望が膨らむお話を伺い、大変刺激を受けました。入社2年目でも、プロジェクトを主体的に推進していらっしゃっており、改めて若手からの裁量権の大きさを感じました。
さらに、伊藤忠商事の経営理念である「三方よし」についても説明いただきました。
「三方よし」は、「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」(※伊藤忠商事HP参照)ことを指し、ハーバード大学のビジネススクールでも取り上げられている重要な経営理念です。
同時に、伊藤忠商事創業者の伊藤忠兵衛をはじめとした近江商人の特徴として「足を外に向けること」を知りました。他国へ商材を売り歩いていた近江商人は全国へと渡り歩き、その土地の需要を自ら調べ、全国へ販路を開拓していたために日本経済の発展に大きく貢献していたそうです。現在の伊藤忠商事の根幹のようなものを学ぶことができました。
グループワークでは、世界的にも有名な伊藤忠商事がその使命として考えている「SDGs」関連事業について、伊藤忠商事が手掛けている具体的な事例を調べるという活動を行いました。事業が三方よしの理念をどのように反映しているかをグループで議論し、全体での発表も行いました。
今回のサマークラスを通じて、総合商社の役割や伊藤忠商事の特徴、そして根底にある「三方よし」の理念を深く理解することができました。単なる企業説明にとどまらず、自分自身の将来像を考えるきっかけとなり、大変有意義な学びとなりました。
