キャンパスレポート

農林水産省 霞ヶ関&オンラインキャンパス地方から世界へ、生命の根幹となる「食」と「環境」を守る

2025年9月5日(金)
キャリア大学 公式学生アンバサダー 長島 沙綾(上智大)

9月5日、農林水産省のサマークラスが霞ヶ関庁舎・オンラインのハイブリッド形式で開催されました。
外務省との合同で行う「霞ヶ関セッション」から始まり、政策立案体験、座談会など様々なコンテンツが盛りだくさんの特別授業となりました!
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霞ヶ関セッション❷ 「農林水産省 × 外務省」
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農林水産省で働くとは
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政策立案を体験し、自分に何ができるか考えてみよう
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政策を発表する
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職員に質問をしてみよう
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学びレポート

霞ヶ関セッション「農林水産省×外務省」
 まずはじめに、ハイブリッド形式で同じ時間にサマークラスを開講していた外務省との合同セッションが行われました。1度に2つの省庁の職員の方が登壇されたため、国家公務員全般の魅力や、農林水産省と外務省の違いを感じることができました。農林水産省に関しては、省庁の中で外務省の次に海外で働く選択肢が多く、世界を舞台に活躍できると知り驚きました。また、省庁では若い頃から多様な仕事を任され、急速に成長していくことができるのだと学びました。自分の発言一言で世界を変えることができたというエピソードを聞き、やりがいを感じられる職場だと感じました。

農林水産省で働くとは?
 その後、農林水産省と外務省とで分かれて授業が行われ、農林水産省クラスでは職員の方からより詳細にお話を伺いました。霞ヶ関の全体像や国家公務員になるための大まかなスケジュールといった全体的な話の後、農林水産省にフォーカスした話をしてくださいました。国家公務員というのは、やり方は違えど人々の生活を守る仕事をしており、農林水産省ではそれを「食の安全供給」という形で達成しようとしているということを学びました。また、現在の日本が抱える食の課題をクイズも交えて楽しく学ぶことができました。

その後政策立案体験(後述)を経て職場や働き方の紹介を受けました。農林水産省は「食」に関わる省庁ということで、食堂が多くあり、外部の人も入ることができると知り(※入館手続きが必要な食堂もあり)、いつか行ってみたいと感じました。また育児休業取得率や女性職員の採用割合が高く、想像していたより働きやすい職場であると少し驚きました。

政策立案を体験しよう/政策を発表しよう
農林水産省に関するクイズの後、少人数でのグループワークを行いました。今回は、食の安全供給のためにはどのような政策が必要かを考えました。対面グループもオンライングループも活発に議論している様子でした。

またワークの後には各グループが考えた政策を発表する時間もありました。かなり広いテーマだったため、時間の都合上対象を絞って政策を考えており、それゆえグループにより考えが様々で興味深かったです。職員の方から発表に対するフィードバックも受けることができました。

職員に質問をしてみよう
最後には職員の方がもう1人加わり、座談会が行われました。国家公務員や農林水産省を志望する理由は人それぞれで、多様なバックグラウンドの方々が一緒に仕事をしているのだと感じました。育児や趣味と仕事の両立について、実体験をもとに話をしていただけて、イメージが湧きやすかったです。最後には参加者が自分の気になることを職員の方々に気軽に聞くことができました。質問に真摯に答えてくださり、皆真剣にその話に耳を傾けていました。

全体を通して
私は今回対面で参加したため、職員の方との距離の近さに驚きました。職員の方と直接コミュニケーションをとることができ、農林水産省やその職員の方々の雰囲気を直接感じ取ることができたので、多くの参加者にとって忘れがたい経験となったのではないでしょうか。またオンライン参加も可能なため、霞ヶ関に赴くことが難しい学生の方でも参加できる点は良かったと感じました。

霞ヶ関セッションが始まる直前に職員の方が気さくに話しかけてくださったほか、職員の方同士で休憩時間に談笑している様子を見たり、サークル活動が盛んに行われていると知ったりできたことで、良い意味で「国家公務員=堅苦しい、真面目」といったイメージを覆されました。また参加者の方々は皆農林水産省や食に興味を持ち、大学1,2年生のうちから将来のことを考えている意識の高い方たちばかりで、そうした方々と学び合い、議論したことで大きな刺激を受けました。これは、普段日常生活を送っているだけでは得られない刺激だと思います。ともに学んだ方々に負けないように、今後も学び、成長し続けていきたいと感じました。



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