キャンパスレポート
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三井化学 東京オフィス「Creation Palette YAE®」キャンパスゼロからイチを生み出すチカラ

2025年8月8日(金)
キャリア大学 公式学生アンバサダー 豊島 結(お茶の水女子大)

8月8日、三井化学のサマークラスが東京本社オフィスにて開催されました。
会場となったのは、共創空間「Creation Palette YAE®」―。こちらは、社会課題視点に立脚したビジネスモデルへの転換を加速することを目的に、三井化学が本社機能を置く東京ミッドタウン八重洲内に開設した共創空間です。
[アイスブレイク]
グループに分かれて実施
[1限目]
メーカーとは?化学メーカーとは?
[2限目]
共創空間「Creation Palette YAE®」 見学ツアー
[3限目]
ワークショップ ~化学メーカーの仕事を体感する~
[4限目]
キャリアについて考える
[放課後]
懇親会

全体の流れ

三井化学のサマークラスは、冒頭のアイスブレイクから「業界・企業説明」、「オフィスツアー」、「グループワーク」、「キャリアセッション」、「懇親会」まで、盛りだくさんの内容で進行されました。「世界を素から変えていく」という三井化学の新たな挑戦を、実際の体験を通して深く学ぶことができました。

学びレポート

アイスブレイクと業界理解
最初のアイスブレイクでは、班ごとに自己紹介を行い、写真にキャッチコピーをつけるワークをしました。緊張がほぐれるだけでなく発想力を刺激され、和やかな雰囲気でプログラムがスタートしました。
続いて行われた業界・企業説明では、化学メーカーが社会や産業の基盤を支える役割を果たしていることを知りました。特にバイオマスやリサイクルといった環境分野への取り組みや、BtoB事業を通じて眼鏡レンズや自動車部品など幅広い分野を支えていることに強い関心を持ちました。

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オフィスツアー
今回は、昨年新しくオープンしたミッドタウン八重洲内の共創空間「Creation Palette YAE®」を社員の方に直接ツアー案内していただく形で行われました。会場は空間全体が、まるで水が流れるように繋がっており、展示エリアやコワークエリア、多目的エリアなどがシームレスに配置されていました。

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展示エリアでは、三井化学の素材が実際にどのような製品に使われているのかを、見て・触れて体感することができました。眼鏡レンズや車のバンパーなど身近な製品だけでなく、リサイクル技術やジェンダーレスを体現する取り組みまで幅広く紹介されており、「世界を素から変えていく」という言葉を具体的に実感することができました。

グループワーク ― 化学メーカーの仕事を体感する
ワークショップでは、三井化学が手がける高屈折率レンズ材料ブランド「MR®」を題材に、事業戦略を考えるグループワークを行いました。実際に2008年に社内で議論されたテーマを扱い、3C分析やSWOT分析といったフレームワークを活用しながら、5〜7年先を見据えた成長戦略を立案&プレゼン発表しました。
同じテーマであっても班ごとに着眼点や分析の方法が異なり、多様な戦略が生まれる点が非常に興味深かったです。さらに、その場で社員の方に直接フィードバックをいただけただけでなく、自分たちの考えと当時三井化学が実際に行った施策とを比較する機会もあり、社員の意思決定を疑似体験するような感覚を得ることができました。

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キャリアセッション
最後のキャリアセッションでは、実際にキャリアコンサルタントの資格を有する社員の方から「大学低学年時にとってのキャリア観・キャリアの考え方」についてお話を伺いました。「自分らしさの解像度をあげる」「観察と実験を繰り返す」「見つけたら続けることも大切」という言葉が特に印象に残りました。これまで漠然としていたキャリア観を見直すきっかけとなり、大学生活や将来設計を考える上での指針を得られたと感じています。

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懇親会と振り返り
プログラムの最後には立食形式の懇親会が開かれ、社員の方や他大学の学生と交流することができました。軽食を囲みながら普段は聞けないリアルな話を伺えたこと、学生同士で考えを共有できたことは、学びを一層深める貴重な時間となりました。

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学びと今後への活かし方
今回のサマークラスを通して、三井化学が生み出す素材が産業や生活の根幹を支えていることを実感しました。また、化学メーカーには理系だけでなく文系も活躍できる場があることを知り、自分の可能性を広げるきっかけにもなりました。
特にグループワークでは、同じ課題でも多角的な視点や分析の仕方によって異なる答えが導かれることを体験し、ビジネスにおける視野の広さの重要性を学びました。今後は、この学びを活かして「自分らしさの解像度」を高め、挑戦を続けていきたいと思います。



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