キャンパスレポート
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山田コンサルティンググループ 東京本社・大阪キャンパス人と事業に向き合う、プロフェッショナル集団

2025年8月25日(月)・9月30日(火)
キャリア大学 公式学生アンバサダー 宇野 美桜(早稲田大)

8月25日、山田コンサルティンググループのサマークラスが東京丸の内の本社オフィスにて開催されました。
(※9月30日には、大阪梅田でも開催)
[1限目]
[自己理解ワーク] 特製アセスメント等を用いた自己理解
[2限目]
[リアル体感ボードゲーム] 『事業再生』事案を体感してコンサルの本質を学ぶ
[3限目]
[特別講義] 日本の企業経営をマクロ視点で理解する
[4限目]
[座談会] 座談会&社員への質疑応答タイム
[放課後]
[懇親会] 参加者による立食交流会

学びレポート

<1限:[自己理解ワーク] 特製アセスメント等を用いた自己理解>
クラスの最初に、事前に受検した適性検査の個票をいただきました。その検査では、自身の性格に関する質問に答えたり、情報処理能力を測るテストを受けたりしました。
こうした検査は、就活が始まる3年生になって初めて受ける人が多く、それまでは特に就職先として志望する業界を絞っていないと耳にしたことがあります。
今回、個票に基づく社員の方からのフィードバックを通し、就活が本格化する前の2年生のうちに自身の適性に向き合い、自身の意外な適性に気が付くことができました。
適性を意識することで、今まであまり目にとめていなかった、キャリア支援の案内などにもアンテナが張れるようになりました。

<2限:[リアル体感ボードゲーム] 『事業再生』事案を体感してコンサルの本質を学ぶ>
続いて、事業再生ボードゲームを行いました。経営難に苦しむ企業を事業コンサルとして再生させられたらクリアというゲームです。

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事業コンサルに対する解像度が上がる、同じチームのメンバーと親睦を深められる、、、などメリットは様々ありますが、純粋にゲームとして、とても楽しかったです。
正直に言うと、「楽しさよりも事業コンサルに対する解像度を上げることが優先なのでは」とプレイ前は予想していました。しかし、ゲームを開始すると、そんな不安はすぐに解消されました。起こるイベントや自分の行動の選択肢が、現実の複雑な出来事から適度に単純化されていたため、ゲームに慣れることに対してではなく、戦略を立てることに時間や思考のリソースを割けました。

また、戦略的に考えるうえで、ゲーム内のイベントが現実世界のどういった出来事の例なのか、今後どのような影響があるかを予想することで、自然と事業コンサルの仕事を理解しようと前のめりになっていました。

さらに、ゲームを通して事業コンサルに対する解像度はやはり格段に上がりました。これまでの事業コンサルに対する印象は、困難に陥っている事業者を助けるところがかっこいいなという漠然としたものにすぎませんでした。しかし、事業者にとって欠かせないパートナーになりうるその活躍の裏には、事業者あるいはその企業の従業員の方に一時的にでも反感を買うかもしれないというような辛さを抱えながらも、真に事業者を助けるために必要なものは何かを考え抜いているのだとわかりました。

私は大学の授業で経営学の授業を取ったこともありますが、その経験から言うと、そのような座学では知識を身につけられても、現場が抱える困難を理解しきることは難しいのではないかと思います。やはり今回のゲームを通して、事業者らの感情と事業再生のために必要なものとの板挟みの中で決断をくだすコンサルティングの尊さの一端を感じることができました。

<3限:[特別講義] 日本の企業経営をマクロ視点で理解する>
このパートでは、重要なファクト・データを示していただきながら、全国の事業の規模やコンサルティング(コンサルタント)の重要性についての説明を受けました。
山田コンサルティンググループさんが主に中小企業対象にコンサルティングを行っていらっしゃるため、日本の大多数を占める中小企業に特に焦点を当てながら日本の産業全体の構造について学び、単に自分のキャリアのためだけではなく社会全体の事業の概観もつかむことができました。

<4限:[座談会] 座談会&社員への質疑応答タイム>
講義の最後に、チームメンバーの4人と社員の方と車座でお話しする時間がありました。
今は、時折キャリアに関する相談会が大学でも開催されていますが、そうした場よりも、打ち解けた雰囲気で質問がしやすく、キャリア観からプライベートの話まで幅広くお伺いすることができ、とても有意義でした。この雰囲気は、話すのがチーム単位であったこと、それからゲームで親睦を深めていたことによって生み出されたのではないかと考えています。
(懇親会の前のワークやゲームで親睦を深めていたので、学生同士がまず打ち解けていました。そこに社員の方が入ってくださったことでリラックスして会話できたのだと思います)

今回のクラスは、キャリア大学の他のクラスや自身が通う大学のキャリア相談会などと比較するとやや時間が長いものでしたが、本当にあっという間で、親睦を深めた上で語らい合える、必要不可欠な時間であったように感じます。
たった半日でたくさんの学びがあり、自分のキャリア観を築くヒントが得られました。私と同じようにキャリアについて不安をお持ちの方や、自分の将来について真剣に考えたい方に、ぜひご参加いただけましたら幸いです。



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