世界の医療団
「世界の医療団」は1980年にパリで発足した、世界各地に医療・保健衛生分野の専門スタッフ中心に派遣し、人道医療支援に取り組む国際NGOです。国籍、人種、民族、思想、宗教などのあらゆる壁を越えて、世界で最も弱い立場にある人々に支援の手をさしのべることが、私たちの活動です。医療支援のほかにも、世界の医療団のボランティアたちは活動の障害となるさまざまな人道に反する行為や状況を世界に向けて「証言する」活動も行っています。

1)緊急支援プロジェクト:人道の危機、自然災害、紛争や戦争による非常事態に対応する緊急支援活動です。

2)復旧支援プロジェクト:緊急プロジェクトに続き、災害から病院や診療所を復旧させ、医薬品の支給、現地医療職員の育成を行うことによって医療システムの建て直しを支援する活動です。このプロジェクトは、被災者の健康を身体と精神の両面からの治療で回復させる活動も行います。

3)長期発展支援プロジェクト:疾病予防対策、保健衛生教育制度、医療職員育成制度への長期的な支援を通して、現地社会の貧困や差別問題を解消することに貢献するものです。

4)証言活動:医療支援活動を実施する際、最も弱い立場にある人々の医療へのアクセスを難しくしている原因や、人権や人間の尊厳が侵害されている現状を「証言」し、多くの人に伝えることが証言活動です。
MESSAGE
最も弱い立場にある人々の医療へのアクセスを難しくしている原因や、人権や人間の尊厳が侵害されている現状を「証言」し、多くの人に伝える「証言活動」は、世界の医療団にとっての「広報」であり、時に報道機関を通じて「報道」となることがあります。


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